「為事」2009年01月11日

コートに伸びる影

 今日の取材中、後ろからつんつんつつくやつがいた。振り返ると小学生の女の子。「誰???」

 すると「この前はありがとう!」とにこにこ笑っている。ああ、昨秋、駅伝で優勝した小学生チームのアンカーだ。写真を掲載したのを覚えてくれていたのだ。

 「がんばれよ!」と言いながら、不覚にも泣きそうになった。

 人に喜ばれる仕事ができたときは自分もうれしい。いや、仕事は本来、喜ばれることをするものなのだ。

 高村光太郎は随筆「小刀の味」で“シゴト”を「為事」と表記している。仕える事ではなく、為すべき事という意味に読んできた。

 これから果たしてどんな喜ばれることを為していけるか、転職を目前に控え不安であり楽しみでもある。

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